北欧家具の巨匠たちについて

最近日本では、インテリアや雑貨、ファブリックなどを生活に取り入れる北欧ブームが話題です。

家電パック情報もきっとあるはずです。

それに伴って北欧家具が人気を集めています。

今では。

日本国内に多くの北欧家具販売店があります。

北欧家具を代表するデザイナーは、デンマーク生まれのハンスウェグナーとアルネヤコブセンの2人です。

彼らのデザインした椅子は、日本でも売られ多くの人が目にしています。

ウェグナーは背板がY字型になったYチェアという椅子を作りました。

世界で最も売れた椅子として知られています。

アメリカのケネディ大統領がテレビの討論会で座ったことをきっかけに、ウェグナーの名前が世界中に広がりました。
中国の椅子を元にしているので、日本の住居にも調和します。



多くの建築家が住宅設計に採用します。


一方ヤコブセンは、アントチェアを生み出しました。

彼がアントチェアを発表した1950年代は、世界的に新しい技術を使ったモダンデザインの椅子の競争が激しかった時代です。
ヤコブセンは当時誰も製造できなかった、座と背が一体になった椅子を作りました。現在では、プライウッドの3次元立体加工は何の問題もなく行われます。



しかし、当時の技術では腰の位置に割れ目が入ってしまいました。


そのクラックの部分を削ってくびれができたのを、ヤコブセンは利用し蟻のようなデザインとして売り出しました。

オリジナルの椅子は黒く塗られていますが、これは表面のクラックをパテ埋めして隠すためです。